競争的資金(代表者分のみ抜粋)
小学校体育科教育における投力向上の教材開発
2012-04-01―2015-03-31 基盤研究(C)課題番号24531218
本研究は、投能力改善のための学習プログラム開発と成果の検証である。小学生の投能力の向上を実現させるための基礎的な投動作のコツの解明や基本的な投動作の動きの学習プログラム(デジタル教材)を作成し、その成果まで検証することで、投能力の低下傾向を歯止めし、小学生の投能力向上の実現に大きく寄与することを目的としている。
中学生の投能力改善のための学習プログラム開発と成果の検証
2015-04-01―2018-03-31 基盤研究(C)課題番号15K01537
本研究は、投動作の量的変化だけでは表れない生徒の心理的側面に着目し、その変容を自由記述文のテキストマイニングおよびインタビュー調査から検証することを目的とした。
テキストマイニングでは、ハンドボール投げで最も意識している動作は、投動作習得の最終局面である「ステップ」であった。続いて心理的循環では「投距離が向上するだけでなく、学習内容の理解とともに実際の動きの習得が自己有能感の向上に結びつく」という特徴がみられた。さらに心理的循環(つまずき)では、学習の中期から後期へ向かう過程では、技能の連動・調和から投の動きを高めたり、上肢や下肢の連動を再確認したりする循環が認められた。